歯並びが悪い子どもの中には、食卓での姿勢に問題があるケースが見受けられます。食事のときの姿勢は「遺伝」や「くせ」「乳歯の虫歯」などと並んで、お子さんの歯並びに影響を与える要素の1つなのです。
そこで今回は、整った歯並びを育てるために心がけたい「食卓での正しい姿勢」についてご紹介します。

食事のときの姿勢が歯並びに影響を与える理由

食事のときの姿勢は、歯が並ぶための土台である「あご」の発育を左右するので、結果的に歯並びにも影響を与えるのです。

「足ブラブラ」ではしっかり噛めず、あごが十分に育たない

食事のときの姿勢は噛む力と密接な関係があり、特に、足がブラブラしたままで食事をしているとしっかりと噛むことができません。「噛む」ことはあごの発達を促すためにとても大切なので、十分に噛めないことであごの発育が悪くなる可能性があるのです。
あごが小さいために歯が並ぶスペースが不足すると、行き場をなくした歯が傾いて生えるなど、歯並びが悪化するリスクが高まります。

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背筋が傾いていると左右の歯で均等に噛めず、あごのバランスが悪くなる

背筋が左右どちらかに傾いた状態で食べていると片側の歯ばかりで噛むため、よく使う側のあごが、あまり使わない側のあごよりも発達します。その結果、あごのバランスが崩れ、噛み合わせが悪化するリスクが高まります。

今日から実践したい!食卓での正しい姿勢をつくるための対策3つ

食卓

整った歯並びを目指すために意識したい、食卓での姿勢。ポイントは、足をつけて踏ん張れるようにすること、そして、背筋をまっすぐにキープすることです。具体的な対策を3つご紹介します。

1.子どもの足元はこまめにチェックしよう

背の低い子どもを大人用のイスに座らせると足が地面につきません。適切な高さの足置き台を用意するか、子ども用のステップ付きのイスに座らせ足元を安定させましょう。

また、子どもの成長は早いので「いつの間にか足置き台やステップの高さが合わなくなっていた」ということも。定期的にチェックし、ぴったりの高さになるよう調整することも大切です。

2. 「首をひねる」「後ろを振り向く」原因に!食事中のテレビには気をつけて

食事中にテレビをつけっぱなしにしていると、子どもがテレビに気を取られ、背筋が傾いてしまうことがあります。横を向いたまま食べ続ける、食事中にしょっちゅう後ろを振り返っている、といった場合、正面を向いて食べられるよう環境設定が必要です。

よく噛むことを意識するためにも食事中はテレビを消しておくのが理想ですが、どうしても見せたい場合は、テレビの位置と座る場所を工夫しましょう。

3.「テーブルの高さ」と「距離」にも気配りを

テーブルが高すぎたりテーブルまでの距離が遠かったりすると、食べにくさをカバーしようと不自然な姿勢になり、背筋が傾いてしまいます。

テーブルの高さは、ひじが机の上に無理なくのせられる程度が目安です。子どもの座高は低いため、大人と同じイスを使う場合は、クッションなどで座る部分の高さを上げると良いでしょう。

また、テーブルと身体の間は、握りこぶし1個分が入る程度の距離をあけます。一人でイスに座れる年齢のお子さんの場合も子ども任せにはせず、大人が確認してあげましょう。

すでに歯並びが悪い場合は、矯正歯科の受診がおすすめです

正しい姿勢で食事することを心がければ、整った歯並びを育てることにつながります。ただ、すでに歯並びが悪いお子さんの場合は、放置することで悪化を招いてしまうかもしれません。早めに矯正歯科を受診することおすすめします。