肩こりやめまいなどの不調があり、整体やマッサージを受けても調子が良くならない…。実はその原因は「あご(顎)のズレ」にあるかもしれません。
今回は、あごずれを放置することで生じる身体への悪影響についてお伝えします。

あごずれを放置すると何が起きる?

あごのずれを放置すると、体にはさまざまな不調が生じやすくなります。
肩こりや腰痛などの比較的軽微な痛みだけでなく、命にかかわる病気にまで達する可能性もあるので、注意が必要です。

首や肩の痛みにつながる

「あごずれ」の放置が危険な理由

下あごの重さはおよそ500g。この重みで体と頭の位置を正常に保つよう、絶妙なバランスを取っています。

この下あごが本来の位置からずれてしまうと、頭と体のバランスが崩れ、頭の重量が首や肩にダイレクトにのしかかってしまいます。ズレをそのまま放置しておくと、首や肩に痛みやこり、しびれなどをもたらす原因にもなりえるのです。

自律神経が乱れて体調不良に陥りやすくなる

「あごずれ」の放置が危険な理由

自律神経とは、人間の活動における「ブレーキとアクセル」の役割を担う、重要な神経です。

自律神経には、日中活動しているときに働く「交感神経」と、家やお風呂などでリラックスしているときに働く「副交感神経」があります。この2つの神経が消化器・血管系・内分泌腺・生殖器などの不随意器官の機能を促進したり抑制したりして、常に絶妙なバランスを取っています。

実は、あごずれの放置はこの「自律神経の乱れ」にもつながります。先述したとおり、あごは頭と体をつなぐ「柱」となるものです。あごがずれると、自律神経が集中している首の骨(頸椎)と頭蓋骨の関節が歪んで自律神経の伝達が滞り、その結果、動悸やめまい、吐き気などの症状に見舞われやすくなってしまいます。

軽微なあごの噛みあわせの不具合は歯列矯正で治療しよう

外科手術を必要としない、軽微なあごの噛みあわせの不具合は、歯列矯正で治療しましょう。
噛みあわせを改善してあごのずれを解消し、健康な体を維持しましょう。