マウスピースを使って矯正治療をする「マウスピース矯正」。
当院では「ローフリクションシステム」や「インプラント矯正」とならんで、マウスピースによる矯正施術もおこなっております。
マウスピースの見た目は?
オーダーメイドで製作した薄い透明なマウスピース型装置は、付けていても目立ちにくく、周囲の人にも気づかれにくいという特徴があります。
「矯正はしてみたいけれど、目立つのがなあ…」という見た目に抵抗を感じている方に、マウスピース矯正は最適です。
マウスピースの種類はいくつかありますが、なかでもよく知られているのが「invisaline®(インビザライン)」というものです。
インビザラインとは
インビザラインはアライン・テクノロジー社(米国)が開発、製造している技術です。
これまでにアメリカやヨーロッパをはじめ、世界80カ国以上の国々で340万人を超える患者さんがインビザライン・システムによる治療を受けています(2015年9月現在)。
日本への導入は、昭和大学歯科矯正学教室 槇宏太郎教授が中心となり進められました。
国内での症例数・治療研究報告も群を抜いており、当院院長も大学病院在籍時に多くの症例を担当させていただきました。
また、患者さんには適正な治療を安心して受けていただけるように、インビザラインは取り扱いに際し「認定医制度」を取り入れており、当医院もインビザライン認定医となっております。
マウスピースのつけ心地は?
ひとりひとりの歯列に合わせた取り外し可能なオーダーメイドのアライナーを製作いたします。
矯正器具なので付け始めは違和感をおぼえたり、付け外しに手間取ったりすることもありますが、徐々に慣れていきます。
ブラケット・ワイヤーと比べたマウスピース矯正のメリットは?
取り外しができる
マウスピース状態の矯正器具は、食事中やブラッシングなどの清掃中は取り外しが可能となっており、矯正治療中でも歯や歯周を清潔かつ健全にたもつことが可能です。
歯列が磨きにくい、ワイヤーなどに食べカスが挟まる、といったこともありません。
また、1日20〜22時間ほどの装着を目安としており、晴れ舞台など、どうしても外したい場面が訪れたときは、容易にはずしていただくことも可能です。
目立たない
透明で薄い器具なので、ブラケットやワイヤーのように目立ちません。
笑っても矯正器具が目立たないので「自然な笑顔ですごせてうれしい」とおっしゃる患者さんが多くいらっしゃいます。
通院回数が少なくてすむ
マウスピースの使用方法は2週間に一度、歯が動くことを想定して製作されたアライナーを交換するだけ。
従ってご自宅で治療を進められるので、1.5ヶ月から2ヶ月ごとの診察となり、通院回数が非常に少なくてすむのが特徴です。
忙しいスケジュールの方に最適な矯正治療法といえるでしょう。
ただし、強い叢生(そうせい)・乱杭(らんぐい)歯・八重歯など、症例によっては適応できない場合がございますので、来院時にご確認ください。
マウスピース矯正のデメリットは?
メリットが多いマウスピース矯正ですが、逆にデメリットとなる部分もあります。
- 装着の手間が若干かかる
- 外しっぱなしにしてしまうと結果的に治療期間が長引く
- 強い叢生には不向きである
1.のデメリットですが、付け外しが面倒なので間食が減ったという患者さんの例もあるので、一概にデメリットとは言えないかもしれません。
2.はご自分自身での管理が必要となるので、意思が弱い方には不向きな治療法かもしれません。
3.については、来院時にご確認ください。