アデノイド顔貌とは、鼻腔の奥にあるリンパ組織「アデノイド」の肥大化によって形成された顔の形のことです。
このアデノイドが腫れて大きくなると、鼻呼吸が難しくなり、口呼吸の傾向が強まります。
口呼吸の習慣が定着してしまうと、口を閉じる筋肉が次第に衰え、歯を正しい位置に押しとどめる力が弱くなるので、開咬の傾向が強まることがあります。

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口呼吸と歯並びの密接な関係

アデノイド顔貌の特徴としては、

  • 口元が前に出ている
  • 太っていないのに二重あごになりやすい
  • 顔の輪郭がはっきりしない

といったものがあげられます。

アデノイド顔貌が引き起こす可能性のある「体の不調」とは

アデノイド顔貌

アデノイドが肥大化すると、顔貌の変化だけでなく、体の不調を引き起こす可能性もあります。

風邪やインフルエンザにかかりやすくなる

先述したとおり、アデノイドが肥大すると口呼吸の傾向が強まります。
通常の鼻呼吸のときは、鼻毛がフィルターとなって空気中の有害な細菌やウイルスを除去してくれますが、口呼吸の場合は鼻毛のようなフィルターが存在しないため、風邪やインフルエンザなどの病気にかかりやすくなってしまうのです。

中耳炎などから難聴を引き起こすこともある

アデノイドが肥大すると、耳管(鼻と内耳をつないでいる管)が圧迫されてしまうので、中耳炎などにかかりやすくなり、最悪の場合は難聴を引き起こすこともあります。

睡眠時に無呼吸になりやすい

アデノイドの肥大により、寝ている間に呼吸をしない「睡眠時無呼吸症候群」を発症することがあります。肥大化したアデノイドが気道を圧迫し、呼吸がしにくくなるためです。

睡眠時の無呼吸を放っておくと、疲れが取れにくくなり、生活習慣病を誘発しやすくなってしまうので、注意が必要です。

アデノイド顔貌の原因

アデノイド顔貌

アデノイドが肥大化する主は原因は「口呼吸」です。
先に述べたように、口呼吸には鼻毛のようなフィルター機能がないため、体内に細菌やウイルスが直接入り込みやすくなります。

細菌やウイルスの中にはのどの腫れを引き起こすものもあり、それらに感染してアデノイドが腫れてしまうのです。

不正咬合による口呼吸が気になる方は矯正歯科医院へご相談を

不正咬合が原因で口呼吸が習慣化してしまった場合は、歯列矯正で治療しましょう。鼻呼吸を促してアデノイドの肥大をおさえれば、さまざまな生活上の不具合も改善できるはずです。
まずは矯正歯科医院へご相談ください。